ニッケルハルパを弾く時に自分の左手を見ていませんか。
とりあえず見るのをやめてみませんか。
見るのをやめると何が変わるか。
反応スピードが変わります。
手を見ながら弾くと、情報が脳みそを介します。
その分だけ反応が遅くなります。
一方で手を見ないで弾くと、情報は脊髄からダイレクトに伝わります。
圧倒的な違いがここにあります。
最初のうちは鍵盤の位置が分からないから見てしまう。
目で確認したい。
もちろんその気持ち、わかります。
ニッケルハルパに慣れるまでは王道かもしれません。
慣れてきたら、徐々に顔を上げていきませんか。
目で確認するのではなくて、指や手、腕で確認していきませんか。
どれくらい指が離れたらどの音が鳴る。
腕がこの角度にある時の小指はどの音を押さえている。
などなど、身体の感覚でニッケルハルパに触れてみませんか。
楽しいですよ。
自分の手を見ないということは、周りを見ることができるということです。
例えばセッションで一緒にいる人の表情を見ながら演奏する。
ブレイクのタイミングやアドリブに反応しやすくなります。
目と目で通じ合うこともできます。
開かれた世界に飛び込んでいく感覚になります。
ぜひお試しください。