タマダタカシ
ニッケルハルパ弾き
スウェーデン・ダンス伴奏家
ニッケルハルパという、一見不思議なスウェーデンの楽器に出会ってから、もう十数年。
初めて聴いたときの「この音は何だ?」という衝撃と感動を、今も超えるものはありません。
東京藝術大学音楽学部楽理科を卒業後、同大学大学院で音楽学(音楽理論・音楽民族学)を専攻。
研究畑から始まった私の旅は、気づけば演奏へ、そして人と音をつなぐ場へと広がっていきました。
2024年、スウェーデンにてZornmärketでDiplomを取得。
伝統音楽の本場で「スウェーデンの音を奏でている」と認められたことは、今でも大きな自信と誇りになっています。
演奏活動
現在は、flyt、東京ヨハンソン、N.H.E(Nippon Harp Ensemblen)、Musikanterna、スペルマンスラーグ東京などで演奏活動中。
コンサートやライブはもちろん、スウェーデンのフォークダンス・パーティーでの伴奏や、古楽をはじめ他ジャンルとのコラボレーションなど、スウェーデンを越えた表現も追求しています。
スウェーデン国内の数々の音楽イベント(Eric Sahlströmstämman、Byss-Callestämman など)にも参加。
現地の演奏家やダンサーとともに、音楽の根っこに触れる時間を大切にしています。
研究活動
スウェーデン語や英語で書かれた音楽資料・文献の収集、翻訳、解説を行っています。
「日本語で読めるスウェーデン音楽」を少しでも増やすことが、今の私の密かな喜びです。
演奏と研究、二つの視点からスウェーデン音楽に向き合うこと。
それが私の音楽の深みと広がりの源になっています。
普及活動
ニッケルハルパやスウェーデンの音楽を、もっと多くの人に知ってほしい。
そんな思いから、ワークショップや個人レッスン、コンサートなどを通じて日々発信しています。
楽器に触れるのが初めての方にも、経験者にも、
「なんとなくわかる」「だから楽しい」を大切に、
言語化しにくい感覚も丁寧にほどいて、伝えることを心がけています。
特にワークショップは、演奏経験を問わず、誰もが参加できる場として開催しています。
まずは体験してみたいという方も、お気軽にどうぞ。
▶ 月1回のワークショップはこちら
▶ 個人レッスンの詳細はこちら
音楽は、単なる「演奏」や「技術」ではなく、
人と人、時間と空間をつなぐ、不思議な力を持っています。
スウェーデンの風土に根ざしたこの美しい音楽を、
日本の皆さんにも、もっと身近に感じていただけたら嬉しいです。
ニッケルハルパの音に、少しでも「いいな」と思っていただけたなら、
ぜひどこかでお会いしましょう。いつでもお待ちしています。