ニッケルハルパの響きを楽しみたいあなたへのおすすめ

ニッケルハルパ

ニッケルハルパという楽器に少しでも興味を持ち始めた方へ。
この記事では、スウェーデンの伝統楽器・ニッケルハルパの魅力をたっぷり感じられるニッケルハルパ弾きを6名ご紹介します。

しかしながら最初にお断りしておくと、この記事でとり上げるニッケルハルパ弾きは完全にタマダの主観による選定です。
人によって「この人こそが最高!」というニッケルハルパ弾きは異なりますし、私自身、好きな人を挙げていけばキリがありません。
その中でも「いま自分が初めてニッケルハルパを聴くならこの人たちだ」と思える6名をご紹介しています。

気になるニッケルハルパ弾きがいれば、ぜひYouTubeで検索して他の動画を観てみてください。
こちらで紹介した動画以外にもたくさんの素敵な演奏が見られます。

さらに、この記事をきっかけに「もっと知りたい」「次はどんなおすすめが?」といったご質問があれば、どうぞお気軽にご連絡ください。


伝統の深みにふれる:ウップランド地方のレジェンドたち

 

Eric Sahlström(1912–1986)— ニッケルハルパ普及の最大功労者、伝統と革新を体現した伝説

 

ウップランドの伝統を継承しつつ、現在もっとも使われているクロマチック・ニッケルハルパの開発にも尽力。
ニッケルハルパやウップランドの音楽に触れるなら語らずにはいられない存在です。

 
 

Leif Alpsjö(1943–)— Sahlströmと共演した最後の世代、独自解釈を加える教育者

 

伝統演奏に自分なりの解釈を加える“Stand‑up spelman”。
彼が主催していたサマーコースは多くの日本人ニッケルハルパ弾きが参加しました。

 
 

Anders Mattsson(1967–)— 技術も表現力も圧倒的、現代で最も伝統的なスペルマン

 

現代スペルマン最高の一人。
技術・表現ともピカイチ。
ウップランドの伝統を味わいたいならまず聴いてほしい奏者です。

 

未来へ響く音:現代的アプローチの演奏家たち

 

Olov Johansson(1966–)— Väsenの顔、世界中の音楽とニッケルハルパを繋げた第一人者

 

30年以上に渡り国際的に活躍。
さまざまな国やジャンルの音楽とコラボレーションしており、ニッケルハルパの可能性を大きく広げた存在です。

 
 

Josefina Paulson(1984–)— 現代的で自由な表現が光る、伝統とポエジーの融合者

 

ソロ活動から多様な国際コラボまで、自由な感性でニッケルハルパの新たな地平を切り拓いています。

 
 

Niklas Roswall(1972–)— 表現の幅と音の探究に情熱を注ぐ、進化し続ける奏者

 

伝統的なものから革新的なアンサンブルまで、さまざまな形でニッケルハルパの魅力を伝えています。

 

ニッケルハルパの世界へようこそ

ニッケルハルパの音色は、奏者によってまったく異なる表情を見せます。
今回ご紹介した6名は、いずれも伝統と革新を体現する存在。
しかし、これはほんの「入り口」にすぎません。

あなた自身の「琴線にふれる音」を、ぜひ探してみてください。
そしてその先も、ぜひ一緒に旅を続けていきましょう。

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