ニッケルハルパ普及のジレンマを考える

最近ニッケルハルパを始めた人と話をしていた時のことです。

彼は「ニッケルハルパは入手するまでのハードルが高い」と言っていました。

確かにその通りです。

  • ニッケルハルパはスウェーデンでも基本は受注生産。
  • 一台作るのに一人の職人が全行程を行う。

上記の理由で注文から入手まで一年くらいかかるのが当たり前という感じです。

職人さんがコンクール用などでオーダーなしに作ったなど、タイミングが良ければすぐに手に入れられることもあります。

また、最近は日本で複数台所有している人や場所も増えてきて、レンタルできることもあります。

ちなみに10年くらい前の話になりますが、僕がニッケルハルパを注文してから手にいれるまでは諸々で約一年半かかりました。

当時はスウェーデンの職人さんとのチャネルが少なかったということ、日本への輸送の問題など様々な要因が絡んでのことです。

何れにせよ、ニッケルハルパに興味を持ってから自分の楽器を手にいれるまでのタイムラグをどう埋めるかが課題です。

ニッケルハルパ界隈で語られているチャネルは2つあります。

  • 日本で作る
  • 日本で在庫を持つ

「日本で作る」ということについて、現在日本在住でニッケルハルパの制作を始めている人を一人知っています。

ただ、まだご本人が他人に譲れるクオリティと思っていないとのことなので、この方がニッケルハルパ入手のチャネルになるにはもう少しだけ先のことになりそうです。

「日本で在庫を持つ」ということについては、既に始めている人、これから始めようとしている人がいます。

生業として成立するかわかりませんが、ニッケルハルパを手に入れるハードルが低くなるのであれば嬉しいと思います。

日本にもっとニッケルハルパを。

もっとたくさんの人と一緒に演奏したい。

そう思いながら日々過ごしています。